久ブロ

自分の興味や、思い出したことを書いています。

柔術おやすみ

新型コロナウイルスの状況が少し悪化しているので、柔術はおやすみしています。最近、調子が良かっただけに残念ですが、仕方ありません。

最近の調子の良さは、ハーフガードしかやっていなかったのをデラヒーバやラッソーもやるようになったからなのか。パスもオーバーアンダー(小さいくせに)だけではなく、レッグドラッグを狙うようになってからオプションが増えパスの精度が上がった。

<柔術知らない人は、私が言っていることが何のことか一切分からないであろう>

それ以上に驚くのは、私がサブミットできていること!自分は、ポジションプレイヤーというのかな??一本勝ちはなく、(スイープかパスで)点取ったらそれをキープする感じのスタイルなのです。とても面白くない試合運びなのです。

それが、練習ではあるものの、サブミット(絞め技や関節技)ができているのです。これには、練習仲間も驚いています。特にサブミットされた人は、かなり悔しそう。

そんな自分が得意としているのは、以下2つです。

www.youtube.com

マルセロチョーク!!マルセロ・ガルシアの得意技です。(相手)亀から入るパターンが多いかな?

 

www.youtube.com

Robson Mouraのニーオンベリーからの締め技。2X4チョークというらしい。

 

ま、狙って決まるものではないのですが、必殺技があるのは嬉しい。

カラオケ

日本では分かりませんが、アメリカではカラオケ・ビジネスは、コロナ禍により大きな被害を受けています。ニューヨークでいうと、レストラン、バー(ライブ音楽ありも含む)などは事業再開が認められたものの、カラオケはNGという判断がされました。アメリカよりも感染者が少ない日本においてカラオケ・クラスターが発生していることはアメリカでも認識されていて、カラオケNGの判断は、この辺の影響もあるのかもしれません。

今後カラオケは、違うプラットフォームにてビジネスをしていくことになるのでしょうか?YouTubeやその他のメディアでも、素人はもちろん、歌手ではない芸人さんやYouTuberさん等が人気ソングを歌っている動画をあげてますよね〜。で、結構お上手な。

カラオケの音源のみが載っているコンテンツもYoutubeにはありますが(視聴回数もすごい)、あれでカラオケの練習をするのか!と結構新鮮でした。え、カラオケってカラオケに行く前に練習するんだ?って感じですw。確かに、私の場合はぶっつけ本番でカラオケやっていたので、音楽の出だしから音程が分からなくて「うー、えー、あー」と唸って、あとは鼻歌と適当なサビと意味のない踊りで誤魔化して終わってる。

何しろ、ここまで真剣に「歌」に取り組んでいる人が多いことを考えると、カラオケビジネスのポテンシャルは大きいと思います。私がお世話になっている方々がカラオケや音楽ビジネスをしていますが、是非新しいビジネスをつくって欲しいです。

カラオケは、10年以上?少なくても5年以上はやっていない。嫌いではないのですが、行く機会がないのです。もし歌う機会があるなら、ザ・クロマニヨンズの「雷雨決行」を歌ってみたいな。甲本ヒロトを尊敬しているというだけでなく、歌が短いから好き。

クリスマス、あなたの願い事は?

昔はこの時期になるとソワソワしていたっけな。

そうです。クリスマスなのです。誕生日以外に、「お願い」をすれば何かをもらえる(かもしれない)日なのです。

いつからだろう、ソワソワしなくなったのは。。いつの日からか、「え、もうクリスマスか!」という今年も終わりだな〜を感じさせる日に成り下がってしまいました。

最近、欲しいものがあまりない。努力で手に入るもので欲しいものは、たくさんありますよ。

ここで柔術の話をしたらキリがないのでやめますが、それ以外だと、肩甲骨を柔らかくしたい、かな。といいながら、ストレッチは全然努力していない。

お金で買えるもので、欲しいものを考えようとすると思いつかないよな〜。考えようとすると、食べ物が浮かぶのはなぜなのだろうか。日本食ばかり思いつくので、原因はアメリカでの飯ですな。なんと言っても食べたい1番は、蕎麦です。どこでも良いというわけではなく、行きたいのは利久庵です(東京以外で美味しいお店知らないのです。すいません。)。

www.rikyu-an.com

食べ物以を考えてみよう。誰も買ってくれないけど、願いは届かないけど、せっかくのクリスマスシーズンなので考えてみます。ちょっと贅沢すれば買えるものというのを条件にします。なので、ブランパンのムーンフェイズとかはなしの方向で。昔、あの無表情な顔がついてるお月様に憧れてしまった。

www.jackroad.co.jp

そうなると、欲しいのはピーコートかもしれない。なぜ、ピーコートなのかというと、以前試着した時にとても似合わなかったからです(笑。ピーコートって似合わない奴いるの?と思うほど似合わなかったのです。あの時は、今より5キロくらい重かった。ちょっとは痩せて坊主になったので、もしかしたら今は着れるかもしれない。

これまた、ピーコートならなんでも良いというわけではないのです。欲しいのは、THE REAL McCOY'Sのピーコート。これ、結構高いんだよな〜。。

www.realmccoys.co.jp

サンタさん、買ってくれなくていいから、ちょっとは似合うようにして。

ファスティングについて

こういうのはあまり人に薦めるものではないかもしれませんが、40歳超えたらファスティング(「プチ断食」)するのが良いと感じています。歳をとると消化機能が低下するのですが、私はこれを40歳越えた頃から感じました。消化機能が下がっているのに、1日3食食べても消化しきれないのです。そうなると、私の場合はお腹が膨張したり、太りやすい、疲れやすい、睡眠や呼吸が浅い、集中力が下がるとなりました。

最初は食べているものが悪いのかと色々試したのですが、うまく行かず、ある時柔術の先生(年齢は私より上なのですが、とても身体が締まっている)に相談したところファスティングをやるように言われました。

その先生から、1日1食で十分と言われて、「いや、それは無理」と思っていたのですが・・、今は私も1日1食となってしまいました。。水、コーヒー、お茶・紅茶は飲みますが、それ以外はだいたい24時間はお腹を空にします。

痩せる為にやってるわけではないのです。やる・やらないで、とても体調が違うのです。ファスティングをすると、驚くことに体力が上がるような気がします。実際は体力が上がっているわけではなく、疲れない身体になっているのだと思います。呼吸が長くなるのも影響しています。何しろ、よりエネルギーを感じます。食べてないのにね。

こういうのって、本当に人に薦めるものじゃないんだろうな〜。でも、体調にお悩みの方は是非ひとつのオプションにするのが良いかもしれません。正直、運動するよりファスティングはパワフルです。特に、男性よりも女性には効果が高いかもしれません。そして、あまり運動することが苦手な人にも。

英語ですが、参考までに:

www.youtube.com

肥満防止、アンチエイジング、体調管理に有効と言っていますね。ただ、誰でもやっていいというのではなく、妊娠されている方、若い方、糖尿の方、病気や怪我から回復中の方などはファスティングは避けるべきとしています。

ファスティングは、人によっては結構きついです。慣れると大したことないのですが、はじめはメンタル的にきついですし、食べられないことにイライラします。あ、あとお酒のみにはきついですよ。多分。私は、酒あまり飲まないのでできているところあり。

ちなみに、私のように馬鹿みたいに1日1食などやる必要ないです。私の周りにいる多くの柔術家がやっているのは、1週間に1回か、2回のプログラムです。1回は、24時間を空腹にする。2回は、16時間の空腹を2セット。私も24時間・1回から、はじめました。

24時間プログラムでは、私は金曜日か土曜日のお昼を食べて、その日の夜と次の朝を抜く感じです。それ以外は普通に食べてましたが、1週間に1回(24時間)やるだけで、疲れ切っている消化機能を大分復帰させるのが分かります。

私のように毎日プチ断食の場合、食べる1食がでかいです。サイクルが出来上がってるので、何でも食べます(消化的に苦手な食べ物は避けてますが・・・、これは違うトピックだな)1週間1回または2回プログラムをやる場合は、ファスティングをブレイク(やめる)する際は、食べ過ぎに注意しましょう。それと、できるだけお腹に優しいものを食べましょう。いきなり北京ダックとかダメですよw。

柔術家の方はこっちを見てください。Tom DeBlassです

www.youtube.com

もしファスティングしたら、空腹になる(ハングリーではなく、お腹が空になる感覚)を覚えておくのがいいです。お腹を凹ますと分かります(ドローイングね)。当然、普通に食べてる時よりも凹むので。1週間に1回でもこれを続けると、あ、楽だな〜という感覚が分かるのです。

スーツのWebinar、やりました!

本日、オンワード樫山USA様とWebinarをやらせていただきました!!

トピックは、コロナ後のビジネスシーンということで、Web会議などでスーツを着る際のオシャレ(清潔感など)Up方法について勉強しました。

また日米の違いについても触れ、特にスーツを選ぶ際の「色」の使い方については、個人的に「ヘ〜、なるほど」でした。仕事上、私の周りはアメリカ人も結構無地・ダーク系のスーツが主流ですが、確かに別業界のアメリカ人は明るめの色を選ぶ人が多いです。

Webinarには女性の方も参加してくれていまして、樫山様からは女性のスーツについてもお話しをしていただきました。

人数は11人でしたが、最後の質問時間まで全員参加でした!とても、感じの良いWebinarだったなーと思います。なかなか仕事以外の知識を習得する時間が減っている中、このようなWebinarにてプロの知識を共有いただけるのはありがたいことです。

また、違う企画をしたいと思いました!!

ありがとうございました。

 

散歩

今日は朝に散歩をしました。散歩はたまにしたくなる。何かいろいろと考えに詰まってしまう時に、外に出てアマタの空気の入れかえがしたい。そんな時は散歩がいい。

自分は「瞑想」や「坐禅」といったメディテーションができない。やったら普通に寝ちゃうのです。そんな自分にとっては、散歩はメディテーションに近いのかもしれない。

私は背が小さいくせに(足が短いからか)歩くのが異常に速い。親父も小さいくせに歩くのが速かったので、多分遺伝ですな。これが理由で女性にフラれるくらい速いと言えば、想像つくかな〜。ま、せっかちなのである。ひたすら高速で歩くからか、ふっと一瞬何かを思うが次の瞬間は忘れている。思って忘れるをくり返している感じ。なので、深刻に思いつめているわけではないし、むしろ何にも考えてないので気がつくと迷子になっていることもある。

私は結構、中学・高校の時は超がつく程のネガティブで我儘。感情が抑えられないタイプでした。はっきり言ってかなりの嫌われ者です(笑。皆さんも同じ歳の同性から嫌われる経験はあるかもしれませんが、先輩・後輩、性別問わず嫌われる経験はあまりないでしょう?私はそれくらいの嫌われ者レベルでした!人に嫌われていても何とも思わなかったので、タチが悪いのです。いやー、今はその当時を思うと反省していますよ。もう少しうまくやっていれば、「友人」と呼べる人もできていたのかもな〜と。そうなのです、私は友達ゼロなのですw。正直、友達が欲しいと思ったことはないのですが・・・。あ、こういうところがダメなのか。

話を変えましょうー。以前このブログに登場したマッキーについて。マッキーとは15年以上のお付き合いですが、マッキーは本当に怒らない人なのです。いつも笑顔なのです。普段怒らないマッキーが、2回だけ自分の前でキレたことがある。

1回目は、レストランでの出来事。オーダーしても全然料理が出てこない。私はかなりイライラしていたが、マッキーが怒っていないので我慢した。ようやく料理が出てきたと思ったら、間違えた品を持ってくる始末。そのくせ若い店員の態度も悪い。もういい加減文句言おうかと思ったが、これまたマッキーは気にもせず私に笑顔で話しかけてる。なので、私も我慢してなるべく丁寧に店員の子に間違っていることを伝えた。そうしたら、彼が「すいません。取り換えてきます」と言ってその料理を持ち去ろうとした瞬間、マッキーがキレだしのだ。「一度置いた料理を持って帰るな!!」と。

店員より驚いたのは私である。え、そこ?待たされたこと、態度が悪いことではなく。そこがマッキーの沸騰点なの?おまけに、「持っていくなー」ってそのロジックおかしくないの?そんな感じで店員を怒っているマッキーを見て、思わず爆笑してしまった私。「え、俺なんか変なこと言った?」とマッキーも笑顔に戻る。後日、マッキーの同年代の人にこの話をしたところ、マッキーが怒る理由がわかるらしい。マナーなのだそうだ。ジェネレーションギャップを感じたよ。

2回目は、マッキーが私に向かってキレた出来事。キレたって程でもないけどね。私がマッキーに相談事をした。「マッキーさん、◯◯に悩んでるですよ。」と言ったら、いきなり「悩んでるって言うな!考えてるって言え。お前はすでにやることが分かってる。だから、悩んでるはよくない」と言われた。ちょっと深いな〜と思っていたが、次の瞬間マッキーが「よしお前の話はいいな。なら俺の話を聞け」となり、私は聞き手になった。ちょっと待って。1分も話してないんだけど。単にマッキーが話したかっただけなのでは??と思ったが、不思議なことに私はこれ以来「悩んでいる」とはあまり言わなくなった。

 

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いい散歩でした。

ピンク◯ンサーではない

今日は、クライアントさんと会食でした。ギリシャ料理に!!

コース料理を注文。

まずは、クラブケーキ。とても美味しかった。

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メインは、ロブスター・パスタ。美味しかったのですが、トマトとニンニクがいわゆるToo Muchというやつでして、ちょっと胸焼け。

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御馳走さまでした。デザートは、甘すぎたのでノーコメント+ノー写真。

食後は、同僚に送るクリスマスギフトを買いにMinamoto Kitchoanに行きました!!

www.kitchoan.com

その途中、変なピンクに出会って思わず写真撮ってきた。

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この子の表情が読めないぞ。困っているのか、それとも悲しんでいるのか?それにしては、姿勢が良いではないか。普通のビジネスビルに入っているのがまた面白い。

なんか、調子いいのですけど

最近、なぜか柔術の調子がいいのです。もともとやられまくりなので、大したことはないのですが、それでも驚く程に調子がいい。

理由のひとつは、スタイルを変えたことにあるのだと思っている、勝手に。

柔術の楽しさは、身体つき、柔軟性、運動能力や体力、そして性格によって得意のパターンやスタイルが決まってくるところ。

柔術はオタクにならんと強くならないと思っとるのです。YouTubeなどを見ながら研究し、スタイルの構築をしないと、身体能力だけではなかな強くなりません。そこが、レスリングとかとはちょっと違う。年寄りでも頑張れる。

私はハーフガードというスタイルが好きでやっていたのですが、でかい相手や超身体能力の高い若者が相手の場合潰されてしまうことが多い。新型コロナ前では、結構ハーフガードが通用していたのですが、まずコロナ前に出た試合で4戦4敗します。相手選手の体重は同じクラスでしたが、全員25歳以下。優勝したのは、なんと17歳。試合後に声をかけられた優勝者のお父さんは、私と同じ年齢でした!!この大会から、自分のハーフガードのみのスタイルに改良をする必要があることを感じます。

ポスト・コロナでは、選手を限定してジムがオープン。来ている奴らは、元ボディビルダーとか、元レスリングしていた奴とか、天敵スタローンとかばかり。私のハーフガードは、潰されまくったわけです。

そこで改良として、ラッソーガードというテクニックを研究します。本当はノーギに使えないスタイルなので、あまり覚えたくなかったのですが、そんなことも言ってられんと思い練習しました。

練習相手は大きい奴等ばかりなので、私のラッソーに立って対応してくるケースが多い。

まず距離を開けてくる、どちらかというと慎重派さんには、デラヒーバにしてからLucas Lepriの座りガードがかなり良い。特に相手が大きい時には有効です。逆に相手が同じくらいのサイズだと、この技はやるのが難しくなる。

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他方、立ちながら距離を詰めてくる相手に対しては、Nicholas Meregaliのディープ・ラッソーがイケる。このスタイルはやるのには結構勇気がいるのですが、相手が大きい・小さい関係なく有効な気がする。

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対戦相手が座って(低姿勢)対応してくる場合は、ラッソーからの基本スイープを狙います。私は、インバート的に回ってオモプラッタするのがお気に入り。

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今日は、いつもボコボコにいじめられてた通称トマホーク(なぜか髪型がモヒカン)君をこの技でスイープし、そこからゴチャゴチャっとなってフロントチョークで一本をとった。私よりもやられたトマホーク君が驚いていた。ざまみろ。あ、でもムキになられると困るので、ちゃんと丁寧に挨拶をしました。

こんな感じで、でかい・強い相手用のスタイルが確立してきているのです。これは嬉しい。

ただ難しいことに、今度は体重はそこまで重くない、運動神経抜群の若者に対してボロボロになってきている。明らかに、ラッソーガードとハーフガードが通用していないのです。

ね、柔術って奥が深いでしょう?今度は、バンバン動く若者対策のスタイルも研究しなければならぬ。

猿、かった

1年以上待ったかな。ようやく猿を買う事ができた。こいつについては、こちらでお話しています。

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36ポンド(16Kg)のチンパンジーです。ケトルベル。

思ったよりも重い。このまま飾りにならないよう、ちゃんと運動します!!

スーツについて学ぶ

今日はファッションというか、スーツというか、服を着る事について語ってみたい。

最近スーツを作りまして、オンワード樫山USA様のWebinarを一緒にする事になったのです。

www.japanbacktowork.com

 

皆さんは、スーツのスタイルや着方はどのように覚えましたか?私の場合は、ファッション雑誌がメインでしたが、大人になってスーツを仕立てるようになってからは、テーラーさんから、お話を聞くことが多い。生地の事や、スタイル、ルールなどは、テーラーさんから頂くアドバイスはとても貴重なのです。

その点、ファッション雑誌はどうなのかな?と思うところがあります。情報としては楽しいのですが、私が信頼しているテーラーさん達とは路線が違う。ま、何が良いかは本人が決める事なので自由と言えば自由。でも、スーツは特に「受け継ぐもの」というかルールがある気がするのです。

ファッションは実用品なので、基本的には著作権法による保護はない(難しい)という事になっています。ざっくりいうと、「単に体を覆うもの」と判断されてしまっているのですね。知的財産権としては、そういう残念な扱いですが、実際はファッションはもっと人との繋がりは深いはず。

服の着方、スタイル、ルール/マナーが与えるインパクトはとても大きい。自分が着て似合う・似合わないを知っている人の差は大きい。気慣れている感と着飾ってる感の違いも大きいのです。

飛行機に乗る時、航空会社の人に案内されて入管手続きで並ぶ事もなく、颯爽とファーストクラスに乗る方達。政府関係者や外交官なのか、それとも大きな会社のお偉いさんなのか。昔は、ビシッとスーツを着ていて、それを見てファーストクラスではなく、あの姿に「格好いいな」と憧れていました。ただ最近は、そういうおじ様達が、スエットパンツや、アンクル丈のパンツ、派手目のジャケットなどで搭乗されます。ファッション雑誌に出てくる姿ですね〜。楽そうで良いのではありますが、なぜか私が頑張って憧れのおじ様達の伝統を受け継がなきゃ、と感じてしまう。

以前、私がとてもお世話になった大大先輩(一流大学の名誉教授)から京都に招待をしていただきました。普段から服装には厳しい方だったので、私は大学生だったのですが、スーツを着て行きました。似合わなかったけどね。夕食時、教授とそのご友人の方々も参加されまして、皆さんご高齢(65歳以上)なので、酔うと口からご飯が飛びまくるのです。で、私のスーツはかなり汚れてしまいます。ちょっと臭うし(笑、これは無理という事で、次の日は、ホテル内で着ていたカジュアルな服に着替えます。それを見て、教授はカンカンに怒りまして、「隣を歩くな」と言われて、離れて歩いた記憶があります。

厳しいーと思うかもしれませんが、私にはとても貴重な経験です。親以外(というか私の祖父と同年代でしたが)に真剣に叱ってもらえてありがたいこと。私がアメリカに行く前だったという事もあります。その教授は、あのマサチューセッツ工科大学で教えていた事もあり、日本人として恥のないよう頑張ってこいという事なのでしょうね。

スーツに関して言えば、シャツやネクタイの選び方など基本的なことは、私は親から子へ伝えるべきお話だと思っています。多分、イギリスなどはそうしているはず。そりゃ、身体つきも子供は親に似るからね。親が似合わないものは、多分子供も似合わない。服を単に体を覆うものと思っていない人にとっては、ファッションの価値観って生き方でもあるような・・・。そういう個人的な経験から得たルールや伝統は、別に引き継がなくてもいいけど、親から子へ一応伝えるべきな気がする。たとえば、親が行っていたテーラーに子が行くとか、素晴らしいのです。関係ないけど、私はうちの親が学生時代のデートに行っていたお店とかに、通ってるけど何かそれだけで良いものです。

なので、ファッションと性教育は親の義務だと思う。あ、性教育は、どこまでやるかによっては余計なお世話か。今回のセミナーで、私もスーツについて勉強をします。