久ブロ

自分の興味や、思い出したことを書いています。

スタローン

同じ道場(柔術)に、ここ最近毎回一緒にスパーをする相手がいます。年齢は同じか、多少若いくらい。なのでジジイですが、全身タトゥーの筋肉男です。身長180cm、体重は100Kg以上。柔道の黒帯で、柔術は茶帯です。名前はJimかJohnか、あれSmithだったっけ?忘れたので、スタローンと呼ぶことにします。映画「エクスペンダブル」に出てくるシルヴェスター・スタローンに髭を生やしたような男。

ちなみに、私はシルヴェスター・スタローンのファンで、「ロッキー」、「ランボー」、「エクスペンダブル」シリーズはもちろん。腕相撲の「オーバー・ザ・トップ」や刑事ドラマの「コップランド」が大好きです。

ま、そのシルヴェスター・スタローンにも似てるし、話すと結構良い人なので好印象だったのですが、うちのスタローンは、スパーになると人が豹変しますw。

体重半分以下の自分に「巴投げ」で飛ばし放題。その後、リカバリー中の私を羽交い締めして、私の首の上にそのまま膝をめり込ましてきたり、私の両腕をとってはミゾに膝を入れて体重を乗せたりします。

これ、完全に悪役でしょーが!!と思いながらやっています。正直、ラフな技が多いので、うちのスタローンは他の人から避けられてる感があります。私の場合、上位ベルトからの挑戦は避けられないのがきつい。

そこで、今日はしっかり対策をしていきました。体重差からスィープ(ひっくり返す)は厳しいので、狙いはバックと足関節。狙い通り足を取ったが、重い・・・。スタローンの足は、人間の足とは思えないほど重かったのだ。その間に自分の足が取られて、足関節を逆に決められてしまいました。

2回戦目。なんと、ハーフガードからコヨーテ(ドッグスタイル)に持ち込み、そのままバックをとる事ができました(多分、やらせてくれてると思う)。でも、首が太く極まらない。道着と首の幅の厚さがハンパなく、手が疲れる仕末。もっと驚いたのは、胴回りと太腿が太すぎて、自分の短い足がうまく巻き付けられない事。その間に、彼の後頭部を顔面に押し当てられて、その衝撃で目蓋から出血。。そのままひっくり返されて、スタローン必殺のミゾ膝を喰らう羽目に。

首の上に膝やミゾ膝って無茶苦茶痛いんです。危ない技だし。でも、これって個人的には柔術の技やテクニックじゃないと思うんですよね。同じ体重の相手には通用しないと思うし。なので、自分もタップ(ギブアップ)するわけにはいきません。泣きそうでしたが、何とか堪えて終了。ボロボロです。

その後、ビーストモードから解除されたのか、優しいスタローンに戻って感想戦。感想も何もあるか!ってのが本音なんだけど、色々アドバイスを頂きました。全く聞いてないけど。

打倒スタローンには、足関節はやっぱり覚えないとダメだ、と感じました。勝てることはありませんが、一方的にやられるわけにはいかない。

こんな年齢で、自分は何をやってんだか。。スタローンとの戦いは続く。