私は小学校の頃、結構”あだ名”でいじめられることがあった?のです。
まー、本人はその事をいじめとはそこまで思っていないので、いじめというのはちょっと言い過ぎ感がある。でも、むかつくのは、付けられた”あだ名”にセンスがないこと。相手は小学生なので仕方ないのですが、どうせならもっとセンスのある名前で呼んでもらいたかったと思うのです。
たとえば、ある時私は「納豆」と呼ばれていました。内藤、ないとう、なっとう・・、”い”を”っ”に変えただけ。私は茨城県の小学校だったので、給食でよく納豆が出た。その度に、今日の給食納豆だ!とクラスメートの男子達が私を見ながら合唱するのでね。ちょっと理解できないのは、納豆と言われてなぜ私が嫌がると思っているのか?ということ。
たとえば、「納豆くさい」と言われるのは誰でも嫌ですよ(笑。でも、「納豆」だけだと、ちょっとどう反応して良いか分からないので困ってくる。特に納豆が大好きな私にとっては嫌味に聞こえん。。おまけに納豆ってイメージが良い食べ物なのでは?と思ってしまう。粘り強いとか、発酵食品というと何か熟考できる人というイメージがあるぞ。
まー、そんな感じで色々センスのない”あだ名”をつけられたのですが、多分何を言っても私がピンと来ていないので、「これならどうな!」という感じでコロコロ変えては、試されていたのだと思います。
ただ、そんな中で1つ、鈍感な私も「うわ。やめてくれー」と思った”あだ名”があります。それは、「ナイト」という”あだ名”。
え、ナイト、それ”あだ名”にしちゃ格好いいでしょ、と思われる方もいると思います。確かに、ナイト=騎士で格好いい。
では、なぜ私がこの”あだ名”を嫌ったのか。それは、この格好いい”あだ名”が付いた背景に問題があるのです。
その責任は私の母親にある。上履きありますよね?上履きって名前書くじゃないですか?母親が気合入りすぎたのか、ナの部分を大きく書きすぎて、ウが上履きに入りきらなかったわけです。
ご存知のように、学校にいる間は上履きをずっと履いているわけでして、「ナイト」と書かれた上履きを履いて私は歩いているわけですよ。踵の部分に名前が書かれているので、隠そうにも隠せないし。ちょうどこの頃、ドラクエが流行っていて、こいつ自分で「ナイト」って言ってるよ、という意味合いが込められた”あだ名”だったわけです。
さすがの私もこれは恥ずかしかった。そもそも、なぜ母親がカタカナで名前を書こうと思ったのかがさっぱり分からない。小学校高学年だったので、漢字でも良いわけで、それなら文字数的に問題はないはず。
私もこの”あだ名”については、堪えるのが厳しく母親に文句を言いいました。そうしたら、うちの母親「いや、ウを無理やり書くことはできたし、今でも直せるよ。でも、小文字になるからね。ナイトゥはもっと虐められるのでは?」とのこと。。
はい、「ナイトゥ」はもっとやばい。ということで、ナイト上履きを暫く履いていたのでした。