久ブロ

自分の興味や、思い出したことを書いています。

車のことです(3)

今回は、気になる車をいくつか見つけた!?じゃ、次はどうする!?ということについて。

そうです。ここから、ディーラーに連絡を取っていくことになります。

お、その前に、自分が気に入った車については、以下2つのサイトでもうちょっとだけリサーチすることをお薦めします。

https://www.kbb.com/

このサイトでは、車のレビューの他、中古車の市場価格(Fair Market Range)を調べることができます。

https://cars.usnews.com/cars-trucks

このサイトでは、車のレビュー(プロ)の確認ができます。レビューを確認する際は、年式まで入れるようにしましょう。

 

はい、ディーラーについて。

職業柄私は交渉をすることが多いのですが、正直交渉することが好きかというと、そうでもない。特に、相手よりも情報不足の環境で交渉するのは嫌いです。

で、ディーラーとの交渉はまさにこの環境で、自分の気に入った車の状態や価値に関する情報は、圧倒的に相手の方が持っている。おまけに、私は車をいじったりすることができないので、たとえば中古車を買う場合、この部分の状態を見ておけとか言われてもよく分からない。

私の物作りスキルは、ガンプラ(ガンダムプラモデル)レベルで止まっているのです。

では、どうやってディーラーとの交渉を進めれば良いのかですが、以下のやり方が私には一番しっくり来た。

1)メールする

気に入った車について、ディーラーに連絡をします。はじめの連絡はメールが良いのです。重要なのは、いきなりディーラーのお店に行かないこと。さっきも言いましたが、情報不足の中で交渉するのは、避けなければなりません。「気に入った車を見つけた、じゃ、ディラーへGO」は、道端にある缶ジュースを何も確かめずにいきなり飲むようなものです。うん?たとえが変か。。

何しろ、まずはメールで様子を見る。そして、メールで車のOTD(out-the door price)がいくらなのかを聞くのです。

ご存知のように、ディーラーのサイトにある(新車・中古車関係なく)車の価格は、MSRP(メーカー希望小売価格)などで表示されていて、実際にこの価格で買えるよという値段ではなく目安でしかありません。要するに、デイーラーのマークアップ(利幅)、州登録プロセスの費用、州の売上税などが含まれていない。それに対してOTD価格というのは、実際いくら払えばその車が買えるのか、すべてコミコミの値段となります。

このOTD価格を明確にするのが、最初にメールで連絡する目的。OTD価格をメールで出せないようなディーラーがいた場合、まったくもって信用できない相手となるので、残念ながらその車はキッパリ諦めます。

OTD価格が来たら、内容を確認しましょう。基本、ライセンス登録や州税以外の費用はすべて交渉可能な価格です。なので、値段交渉する場合、この辺の費用を落とす感じではじめるわけです。

 

2)中古車の場合:PPI(Pre-Purcahse Inspection)をする

OTD価格が分かっても、まだディーラーに行っちゃダメですぞ。特に中古車の場合ね。ディーラーからは、勝手にアポ入れられたりしますし、ワンサカ電話かかってきますが、その際はPPI(購入前の車検)をしたい・させろと言ってやって下さい。

ディーラーがPPIすることを拒んできたら、それは「うちの車問題あるので、買ってくれるまで見せれません」と言われているようなものなの。危険信号なので、その車はここでもキッパリ諦めることになります。

PPIで私が使ったのはここ。

lemonsquad.com

プロの方が、ディーラーまで行って目視や試乗して車の検査をしてくれる。その後問題点のリストや写真を何枚か取って送ってきてくれます。有料オプションとなりますが、電話でのコンサル($30)もついています。これらの検査は、2〜3日くらいかかります。

そしてこの車検の値段は、1台につきだいたい$200〜300くらい。決して安くはない値段ですし、車検の会社はテスト結果の保証をしてはくれないのですが、それでも中古車のPPIは必須となる。本当、アメリカの中古車ってとんでもない不良品?があるので。。私の場合実際PPIやってみて、2/3が「ダメだ、こりゃ。次行ってみよう。」でした。

PPIでコンサルすると、修理が必要となる内容とそれにかかる費用を教えてくれます。で、この修理費用を更に交渉要素とします。「検査したら、◯◯を修理する必要があるらしいじゃないか!?その分、安くせよ」という感じです。

 

3)ディーラーに行き、試乗そして交渉

1)と2)をやれば大分情報も揃いましたよっと。そこで、ようやくディーラーに突入します。やはり実際に見て試乗して、自分が好きか・嫌いかの確認をすることが大切です。

好きであれば、ここでディーラーと交渉開始。1)と2)で得た情報をもとに、できるだけディスカウントを得るよう頑張るわけです。

交渉の末自分が納得いく数字が出れば、フロア(車の値段)での交渉はこれにて終了。その後、車のファイナンスを行う場合、今度はファイナンス・マネージャーと交渉することになります。ディーラーにてファイナンスつけることもできますが、これも交渉なので、事前にいくつかの銀行に電話してファイナンスの見積もりを取ることが重要となります。

あとエクステンデッド・ワランティ(延長保証)、サービスオプションなど色々販売されますが、こちらについても外部業者があるので、見積もりを取っておくといいです。その上で、「銀行から、また外部業者からは、こんな数字が出てるよ。あなたの方がいいディールくれるなら、考えないことはない」という感じで交渉するわけですね。

ちなみに、基本、ディーラーは車そのものを売って大きな利益は出ないそうです。だからこそ、ファイナンスやサービス、保証などを上乗せすることで利益をつくるビジネスモデルとなっていて、実は、キャッシュ一括で購入するとは言わない方が、車そのもののディスカウントはより多く得られることがある、と言われています。

 

、とまあ、なぜか3シリーズに分けて勝手にペラペラ説明している私です。

アメリカで中古車行ってみようか!?と思う方が居れば、これらの情報が少しでもお役に立てばなと思います。

新車の場合またはリースの場合などは、またちょっとニュアンスが異なる交渉となるのでしょうが、今回私が買った車は中古車ですし、この辺の経験不足ということで勝手な語りはここまでとします。

 

でもって、実際何買ったの?というお話はまた今度にしますね〜。