久ブロ

自分の興味や、思い出したことを書いています。

オヤジ狩り

かなり物騒なタイトル・・・をつけてますが、ちょっとしたThanks Giving(感謝祭)の話題です。

今週は感謝祭Weekですが、柔術(NOGI)世界大会が2週間後に迫っていることから、私はターキーも食べずに練習をしています。

ただですね、やはり感謝祭ということもあり、練習に来る人は大会出場者ばかりです。特に若い人が多かったのです。

正直、若い人とのスパーリングはキツイ。年齢が同じくらいで、格上(黒帯または茶帯)プラス体重が重い相手と、年齢が若くて、同じ帯または青帯で体重に大きな差がない相手であったら、競技者である場合、後者の方が強いのです。。

そんなわけで、感謝祭Weekは練習相手が少ないことから、若い選手たちの「オヤジ狩り」の標的となっています。

あ、ここで質問。

柔術を強くなるために、1)自分よりも格上とスパーする、2)自分よりもちょっと格下とスパーする、さあ、1)と2)どちらが効果的でしょう?

 

そうです。答えは、2)なのです。これは、柔術って、技の精度はタイミングで決まります。タイミングが悪いとどんなに技がうまくても決まらない。対して、技が中途半端でもタイミングが良ければ技が決まることは多いのです。

で、技のタイミングの習得は身体で覚えるしかない。マッスルメモリーですね。

これを身につけるのには、1)の相手には難しいので、2)の相手が良いのです。

 

今週の練習は人数が少ないことから、若い選手の中でには、はじめて私とスパーする人たちも多かった。そこで、私が彼らにとって2)の相手として最適であることが分かったようです。思いきり格下なわけですわ。

そんなわけで、若い奴らから私が大人気。オヤジ狩りWEEKが開始します。でね、女子の選手からも誘われるからね。もちろん、誘われるのはスパーリングのみですが、うん、遅咲きのモテ期か?!と思うほど、予約が殺到する。

ただ、私の身体はボロボロ。いやー、若い人は男子・女子だろうが、何より速い。そんで、スタミナが半端ない。スパーリング1試合が終わると、私は、口と肺の中で血の味がするほど疲れているのです。それと、結構若い選手は激しいので、実際唇や目から出血しているし・・・。まさに、オヤジ、狩られている、という感じです。

そんな中、若い子たちからは、「ヒロ、ありがとうね。ごめんね、本気になっちゃて。でも、楽しかった。良い感謝祭を!」と帰り際に言われる。

う〜ん歳をとったからか、ちょっと感動してしまうのですよね。こういうの。。

若い子からこういう感謝を言ってもらえるのも、柔術やっているからなわけです。

よし、良いだろう。受けてたつ!若い奴らのために、体張ってやろうと思う・・・のはその日まで。やっぱり身体ボロボロなので、週末の練習は、奴らとは目を合わせないよう逃げたのでした〜。