久ブロ

自分の興味や、思い出したことを書いています。

進化論

人は歳を重ねるごとに進化するはずである。ただ同時に、年齢が高くなると衰えることもある。体力、記憶力、視力、食べる量とかも。そして、衰えている部分が目立ちすぎて、なかなか進化しているポイントが分からない。実際、私は毎年年齢を1つ増していますが、それに応じて進化はしてるのだろうか??

そんな中、年齢とともに進化できる人は本当に格好いいと思う。私にとって、年齢を重ねて、「この人は進化しているな〜」と思う人の代表が、エレファントカシマシの宮本浩次(ミヤジ)なのです。

ミヤジはどちらかと言うと、個性というか・・。ちょっと挙動不審だし。昔のエレカシはとても尖っている印象。好き・嫌いが明確に分かれるバンドであった気がする。甲本ヒロトのブルーハーツとかと違って、格好いいという印象もどうなんだろ?何しろ個性的で、それでも「聞けよ」「わかる奴だけでいい」という気持ちが強かった気がする。特にミヤジはそういう人であった気がします。

私にとってミヤジは、ダントツ歌うまアーティスト。聞かせる人No1です。歌のうまいは、私は定義が分からない。プロのボイストレーナーとかなら、ミヤジをトップ5にいれる人はいないかもな〜。多分、玉置浩二とか久保田利伸なんかの名前が挙げられるはず。

歌のうまい人なら、ある程度玉置・久保田の歌い方って真似できる気がするのです。実際カラオケで真似している人いるしね。でもでも、ミヤジの真似は絶対無理だと思う。あの「聞かせ方」は、歌がうまいというだけではとても真似できるモノではない。そういう意味で、私にはダントツなのです。

そんなミヤジが最近進化している。なんかソロ活動?してるみたいだし。エレカシとミヤジの音楽は、私にとっては昔から素晴らしい作品ばかり。ただ、最近は尖っていた部分がなくなってきた気がする。それが理由で、とても人気度が上がっているそうな。素晴らしい。

人によっては、もしかしたら、これをネガティブにとる人もいるかもしれない。音楽のレベルが下がったとか。個性が消えたとか。迎合とかね。。でも、私から見るとミヤジの最近は進化なのです。何が進化かというと、彼の音楽に対する愛情。音楽ができていることに、純粋に喜び楽しんでいる姿。あの年齢でそこ(Enjoy Life)を感じさせるのは、人として格好いいとしか言いようがない。

今までは、「黙って聞け」タイプだったのが、自然に「聞いてしまう」のである。相変わらずうまい。真似できるうまさではない。次元が違う。でも、とても優しい。歌のうまさは真似できないが、生き方は真似したい。ぜひぜひ。

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なんか顔もカッコよくなった気がするんですよね。ミヤジってちょっと子供っぽい(童顔)?ワガママな顔してた印象なのですが、今は渋いおじさんになってる。ちなみに、この歌は今のコロナ禍に感じさせる一曲。

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個人的には、この曲が好き。ミヤジっぽい。真似できない。特に2番はすごい。真似したら、血管切れそうだ。

 

最後に、エレカシで私が一番好きなのは以下です。昔のエレカシです。

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聞いてもらえると分かるのですが、これ歌詞が出来上がってないのに歌ってるのです。なので、歌は適当?にやってる。でもそれが、信じられない格好よさ。

この歌に後に歌詞がつけられて、それが「歴史」という森鴎外に捧げた歌となります。この曲は、歌詞はない方がいい(笑。