そうそう、2024年12月のこと。
とうとう「茶帯」に昇進しました!
いやー、やっとここまで来ましたよ。茶帯までは7、8年かかったのか。
道着とNOGIの世界大会を’紫で3回優勝して、ようやく昇進させてもらったのですが、それでも紫で負けてるからね・・・。特に道着の世界大会は、またまた1回戦負けだし。複雑といえば複雑w。
でも、私の先生であるマイクと、何と言っても道場マスターのヘンゾー(格闘技のファンなら多分皆知っている)から直接ベルトを貰ったのは感激です!NOGIの世界大会優勝のお祝いもして貰った。
当然、この昇進はサプライズなわけで、事前に聞かされていない。
当日、プロモートされ、皆の前でいきなりスピーチをさせられる。黒帯でスピーチはよくあるが、茶帯のスピーチは全然聞いてないぞ。おいっ。
ヘンゾーがいたから特別だったのは分かるのですが、準備していないスピーチは大変です。恥ずかしいとかだけでなく、自分で何言ってんのか分からなくなる。
そんなスピーチをさせて貰ったのですが、まぁクリスマス前だったので、皆優しかったw。何とかそんな感じで乗りきったのでした。
私は、あんまり帯の色には拘っていなかったの(つもり)ですが、茶帯になってはじめて「黒帯になりたい!」と強く感じた。
茶帯になると、当然大会で戦う相手もレベルが違う。今までやれなかったことがルール上、OKとなる。たとえば、足関節技とかしても良いのです。あと、戦う相手が、今後はどこかの道場の先生だったりする。。
これが黒帯になったら、もっとレベルが上がって、20年前はある意味「プロ」として試合に出てた人や、道場を自分で経営している人たちと戦うことになる。いや、言い方が違うか。戦わせてもらえることになるのです。
正直、敵わないのが当たり前。向こうは、若い頃から柔術をやっていて、ある意味柔術を生業にしている。対して、私は40歳からスタートした単なる柔術が趣味というか、ホビーアスリートというのか?
ただ、こんなハマる趣味に出会えて、真剣にトレーニングしてきたからこそ、これからは、すごい人たちと試合ができます。もちろん勝ちたい。でも、これからは、柔術に対し最高のリスペクトと愛情を持っている人たちと対戦ができるわけで、私も下っ端として、そこに参加させてもらえる嬉しさと楽しさがあります。それを十分に感じて行くために、今後は今まで以上に大会に参加するつもりです!
そして、今まではあまり対戦相手とは交わらないようにしていた。やはり対戦相手=競争相手=敵という意識はあるのである。でも、これからは、同じリスペクトと愛情を持った仲間として、勝ち負けに拘りながらも、交流を積極的にやって行こうと思うのです。50歳で同じ趣味を持つ戦友を、世界で増やして行くことも目的としていきたい。
最後に、私の先生のマイク(ニューヨーク)に、感謝をしたい。
私はマイク以外にも、数人の先生たちが積極的にコーチしてくれている。道着の練習では、ファビオ。ディフェンス強化のためのジェイソン、攻撃強化はユージン。それと、私の柔術を理解し、ポリッシュアップしてくれるティムや、ヒューストンのマイク先生などなど。ニューヨークのマイク以外は、全員何と私より年下(笑!
そんな年下のコーチ達から、練習や試合中は、怒られたりしているわけですよ。いやー、ありがたい。
ただ、私のメインの先生であるマイクがいたからこそ、私の柔術ライフは変わった。他の試合相手と比べると、運動神経、スタミナ、スピード、テクニック、練習量、体づくりでさえ、私はアベレージかそれ以下。そんな私が今でも戦えているのは、大きな怪我をしないようコーチ達が守ってくれていることがある。それと、全員が、私が戦えるための「私のスタイル(戦略)」を考えてくれているのです。
戦略がなければ、私は試合に出られるレベルにも到達していなかったでしょうな。
柔術を通して、自分のスタイル、やり方を貫く。そして、それを完璧にして行くことが、どれだけ自分の強さとなるかを実感させて貰っています。弱いからこそ、スタイルづくりには人一倍拘らなきゃいけないことを、マイクから学んだ。
私、柔術でこれ学んでから、英語も上手くなったしね。>>ヘタウマ英語。
何より、自分の弱さがたくさんあっても、自分は自分のスタイルを押し通すしかありません。まー、至ってシンプルなのさって。スタイル貫いて負けたら、相手が凄い。私が勝ったら、単に私の作戦勝ちということ。自分のスタイルへの拘りしかないので、だからか・・・、私は他の人と比べると、試合前はあまり緊張していない模様。緊張する理由があんまない。それは、最近英語話すときも同じなのに驚く。今回の茶帯昇進スピーチの時に、これを実感した。
長くなりましたが、そんな自分を育ててくれたマイクに感謝です。