柔術をやっている若い子達には、日本のアニメ好きが多くいる。たとえば、オレンジ色のラッシュガード(ノーギの際に着る)に「亀」のマークが付いていて、これはドラゴンボールから来ているらしい。
以前イサミという日本のメーカーから、キン肉マンやストリートファイター(ゲーム)の道着が販売され、私も買ったが、どちらもアメリカでは全く気がつかれなかった。
ストリートファイターは人気ないのでしょうか・・?昔下手すぎてコントローラーを壊してからやっていないので、分からないです。物にあたってはいけませんね〜。
何しろ、そんなアニメ好きの若い子達が、日本人ということで、私に色々アニメについて聞いてくるのですが、残念ながら最近のアニメ事情がよく分からない。
ドラゴンボールは、未だに人気があるみたいですよ。ただ、私が知っているドラゴンボールと彼らの説明するドラゴンボールとでは、話がどうも違う。私の覚えているドラゴンボールは、7個の星が入った玉?を探して、神様の龍に願いを伝えるという冒険もののストーリー。でも、彼らのドラゴンボールだと、なんかストリートファイターのような感じになっていて、戦いものの話になっている。
彼ら「ヒロ、ドラゴンボールで好きなキャラクターは?」
私「ウーロン」
彼ら「誰、それ?」
私「ウーロン知らんの?お前、本当にドラゴンボールのファンか?」
彼ら「どんな能力(技)使うやつだっけ?」
私「能力は知らんけど、神龍にパンツが欲しいと言った、喋れる豚だよ」
彼ら「は?」
・・・という感じ。ウーロンは、アメリカではあまり人気がないらしい。
彼らのアニメ話を聞いていると、どうやら、特殊能力=強さ=個性という感覚があるようだ。「Such a good character(いいキャラなんだよ)」と彼らがいう登場人物は、全てに特殊な能力が備わっていて、強そうな人たちばかり。
正直、特殊能力が個性というのは、ジジイの私には納得があまりいかないのですね〜。ある意味、そんな特殊能力(特別さ)がないからこそ、個性を磨くのでしょwと切り返してしまう。それよりも、個性でいえば、それこそウーロンや亀仙人以上のキャラがドラゴンボールにいるのか?と言いたくなる。
その他のアニメについても聞かれる。
ワンピースや鬼滅の刃、進撃の巨人とか。何たらヒーローなんたらや、呪術なんたらか螺旋階段か知らないけど舌を噛みそうなタイトルのことまで。見てないので、本当にこの辺は分からない。。
ワンピースは妹が単行本を何冊か持っていたので、見たことはある。だが、手や体から溶岩?マグマ?を放り投げる奴が出てきて、それ以降読むのをやめた。溶岩・マグマですよ?特殊能力にしては、やりすぎ。特殊どころか、単に、迷惑な奴でしかないと私は思ってしまう。
彼らのアニメ話を聞くと、どこでも特殊能力の事ばかり。特殊能力依存のストーリーとなっているのですが、本当に面白いのだろうか・・・?個人的には、あまり見たいとは思えないのですが。。多分、この特殊能力の裏では、ジジイには分からない色んなプロットや苦悩があり、深いストーリーがあるのでしょうね。じゃなければ、日本のアニメが世界でここまで愛されてはいないはず。食わず嫌いはいけませんね〜。
ちなみに、私の中での最高のアニメ?漫画といえば、「1・2の三四郎」かな。ラグビー、プロレスもののストーリー。
どちらかというと、ギャグ漫画。あ、この頃から格闘技好きだったか。特殊能力とはいえませんが、根性のある主役が登場します。
どうやら私がアンチ最近のアニメ(特殊能力依存)というより、ただ単調なストーリーが好きなだけなのかもしれません。頭のアップデートが必要なので、今度機会があれば、人気アニメ見てみます!
そうそうアップデートといえば、この間若い日本人の方から「内藤さん、ゴルフやります?」と聞かれた。
私「ゴルフやらないのよ。私。」
彼「ゴルフ面白いですよ。やればいいのに。」
私「そうなんだね。いや、私ゴルなんで。」
彼「え?」
私「プロサルファー・ゴル(今田耕司の昔のギャグ)」
彼「・・・・」
あ、もしかして、プロゴルファー猿知らない?と、そういう世代もあるんだとこの時に気がついた。
今田耕司の誰も知らなそうなギャグを言ったことも、とっても恥ずかしかった。
あ、恥を恥と思わない特殊能力とかいいかも?ワンピースでいえば、「ハジなし」の実とか。でも、そんな奴は、溶岩・マグマより迷惑か・・。