久ブロ

自分の興味や、思い出したことを書いています。

怖い話

誰にでもひとつやふたつ、怖い体験をしたことがあると思います。

その中で私にとってもっとも「怖い」と感じた体験を、今日はお話ししていきます。正直話して良いものか迷ったのですが・・・、勇気のある方だけ読んでください。

10年前くらいのことです。Godfather of Sudokuの故鍛治社長(マッキー)と、私の田舎である茨城県にゴルフに行きました。私はゴルフは超下手なのであまり行かないのですが、マッキーとのゴルフは、「このラウンドは英語を使ったらペナルティ+1」とか、全然違う遊びになり、それが楽しくて行っていた感じです。

茨城まではマッキーの車で行くことになりました。マッキーは、基本的に片付けのできない人だったので、車はいつもゴミ屋敷状態になっています。ゴミと言っても臭いを発するものは少なく(ゼロではない)、マッキーは趣味が多いので、どちらかというと釣り道具、テニス用品、競馬新聞やパズル系の雑貨などが転がっている感じです。そんな<ゴミ>の中、なんとか座るスペースを確保して車で出発したのです。

そうそう、当時、マッキーと私のゴルフは必ず前泊するのです。ゴルフよりも前泊するのがメインだったのかもな〜と今は思っています。前泊する宿に向かっている最中、突然マッキーがトイレに行きたいというのでコンビニに寄ります。

私は飲み物を買いましたが、マッキーは何個かおにぎりを購入。おにぎりの中身は知りませんが、「マッキーさん、どうせそれ食べないでしょ?」と私が言うと、「多分ね。」と返してくる。マッキーは、私が知る人の中でもっとも食べない人だったのです。「でも、あると安心だろ?宿で食べるかもしれないし。」いや〜絶対食べないよなーと思っていると、マッキーは購入したばかりのおにぎりを、なぜか「ゴミ屋敷」車のトランクに放り投げます。「いやいや、絶対食べないですよね、そのおにぎり」と私。それを見て、マッキーは大笑い。うん??こういうお決まりなやり取りがマッキーさんの安心感だったのかもね。マッキーは、本当に落語に出てくるようなキャラだったのです。

宿に着くと、思ったよりボロボロ。幽霊が出てもおかしくない感じ。夜に食事をして、その後二人で飲んでから寝ます。何事も起きずに、次の日ゴルフをして東京に戻ったのでした。

は〜?なにそれ。幽霊でないわけ?全然怖くないでしょと言う方、ちょっとお待ちを。

その一年後、再びマッキーとゴルフをやろうと言うことになります。いつもの様に前泊。いつもの様にマッキーの「ゴミ屋敷」車で向かうこととなりました。で、この日は車内のゴミが多く座る場所の確保が難しかった為、物をトランクに移すことに。私がトランクを整理していると、どこかで見たことあるビニール袋が転がっています。おいおい、マジか。

「マッキーさん、まさか、これ1年前に買ったおにぎりじゃないですよね?」「うん?おにぎりなんて買ったか?」と全く覚えていないマッキー。恐る恐るその袋をとります。思ったより臭いはない。怖い・・・、でも中身を見てみたい。見ない方がいいけど、なぜか見ないと気が収まらないわけです。

で、中を見ると、そこにはほとんど姿を変えていないと言うか、あれ今買ったばかりで食べられそうなおにぎりがありました。どうでしょう。これって、ちょっと怖くありません??確かにおにぎりのビニールまでは開けていないので、実際食べられるかは分からないのですが(いや、食べるべきでないな)、一年前のものなのに結構普通なのです。マッキーさんもそれを見て、「これ、今までの中で一番怖いわ」と呟いていました。申し訳ないですが、私はその日以来、一切コンビニでご飯系は買っていません。。