久ブロ

自分の興味や、思い出したことを書いています。

ラッソーで行こう!

タイトルだけ見るとなんなの???となりそうですね。ラッスンなたらではないし、ヤッホーでもなく、ラッソーとは柔術の技(ガード)です。

私には柔術の相手として苦手なタイプが2つあります。まずやたらと体力があり動きまくる相手。このタイプは、私と体重の差があまりなく、多くは若者。

普段うちの道場では、牛みたいな人たちとスパーリングをすることが多いので、たまに自分と同じサイズの相手とやると、とっても違和感があります。そんな中、どんだけ体力あるのかと思うほどに左右に動きまくる相手に対しては、私の身体と視力、なによりもリアクションがついていけず翻弄されてしまうのです。

もうひとつの苦手なタイプは、手足の長い人。大きい人という意味ではなく、身体が細くて手足が長い人です。このタイプは本当に苦手。背が高くてある程度がっつりしている人だと、筋肉や骨格のかたちから自分の手足が引っ掛かるのです。相手のパワーには圧倒されるのですが、引っ掛かるものがあるので、それなりに技が決まっていて、こちらも対抗手段がある。

対して、細い人は、自分の短い手足が引っかからず「スルスル」とすり抜ける。それと、相手のレンジで戦わされている感じがして、落ち着かないってのもある。細いとは言っても、外人の方ってこういう人たちが結構力強いのですよー。

ま、そんな苦手な相手の体勢を崩し、そして動きを封じる技として有効なのがラッソーなのです。最近ちょっとガードリテンション(ガードをキープすること)に悩んでいて、自分の師匠ではなく、私と体格がある程度似ている先生に相談をしたわけですよ。その先生に薦められたのが、ラッソーをやることだったのです。

www.youtube.com

このビデオでは、(Gavaloは)ラッソーをかける足をぐっと相手の脇から腰へと奥まで入れています。私も今までそうしていたのですが、私の先生はこの足を浅くすることをアドバイスしてくれました。

足を奥まで入れるのは相手の体勢を崩しコントロールができるものの、相手の力が自分よりも上だったり、手足が長い相手だと、足をたたまれて(私の両足がくっついた状態にされ横向きになる)そのままパスされるリスクが高いというのです。

これが実際にそうなのですよ!足をたたまれなくても、距離を詰められてラッソーハーフの形にしなければならなくなるのです。そうなると、あとは押しつぶされるまで時間の問題。潰されなくても、オモプラッタとかできるスペースがなかったりしてとてもやりにくい。

対して、足が浅い場合は相手をコントロールする力は低いのですが、自分の体勢が悪くなることや、スペースが詰められるリスクは避けられるというのです。相手にラッソーを外されることは多くなるのですが、それを予め予測してむしろ外させてあげるくらいの気持ちでいないさい、ということ。そして、外されるのにバカみたいに抵抗して無駄な体力を使うのではなく、再度リセットしてラッソーをかけ直す、或いは別のガードに移行するなどの工夫をしなければならない。その空間の使い方?ゆとり?管理が、ガードリテンションの極意というわけなのだそうです。

ふ・・深いでしょ??柔術って。足の位置でここまで違うのよ。

でも、確かにそうで、ひとつの技にコミットしすぎると、その技に身体がロックされてしまう。ですので、もし相手が上手だと、このコミットしていたことが逆に自分に不利に働くのです。技が覆されるとピンチになるのです。対して、こちらがコミットしていない場合は相手もある意味同じで、ニュートラルというかグレーゾーンの戦いとなる。如何様にも展開が可能となるわけです。

で、先生がいうのは、相手にラッソーを外させるのではなく、こちらから外すしてあげることが「ミソ」なのだということ。要するに、相手は私が外させない様抵抗してくることを予測しているので、かなり力を入れて攻撃してくる。そこで、私から解除すると相手のリアクションが遅れるので、こっちからの動きや技、そしてリセットが成立しやすいというわけなのです!「こちらがいつ手を離すかなんて相手にはわからないでしょ?」そこを攻めるのがガードリテンションのテクニックというのですよ〜。

そして、ガードからリセットを繰り返すことが重要。そうなると、相手は無駄な力を消費しているし、かなりフラストレーションとなる。ミスもする。そのミスを作って、ミスを攻めるのがガードの極意だということを教えてもらいました。

宮本武蔵か、、、と思ったくらい良い勉強だったのです。この歳になっても学べるのは素晴らしい。

できる・できないではなく、やってみたい・試してみたいと思うことが大切だなと。そう思えるからこそ、柔術が楽しいのです。