久ブロ

自分の興味や、思い出したことを書いています。

時間が経過し過ぎた

はい、前回の続きなのですが、相当テンパっていたようで書く時間がありませんでした。

ようやく2週間にわたるWebinar合計5本が終了して、ほっとしています。

 

2)カプセルホテル

今でも日本にはカプセルホテルってあるのでしょうか?あったとしても、かなり時代には反しているのでしょうね・・。

これは、私がアメリカに留学しはじめの頃の話です。ESLという、まぁ、英語学校みたいなものに通ってました。生徒は色々な国から集まっていて、日本人も15人以上通っていました。

ある日、なんの企画か覚えていませんが、全校生徒の前に日本人数名が呼ばれます。そして、他の国の生徒が日本について質問をしてくるという、「ここが変だよ、日本人」みたいな感じのことをやるわけです。

私も前に呼ばれました。それと、私たち日本人グループには1名リーダー的存在の方がいて、30歳前半の男性だったと記憶しています。当然その方も前に呼ばれて、彼が色々仕切ってくれます。誰も頼んではいないのですが、きっちり仕切ってくれます。当時私は最年少だったので、ただつき従うのみでした。

うちのリーダー(通称:イキリくん)ですが、非常にモテたがりで、ESLに何しにきてるか分からないところがありました。目立ちたいのは分かるのですが、海外の方から寄せられる質問を全て彼が捌こうとします。イキリくんは、実はESLのクラスでは一番下にいました。それなのに積極的に英語で答える姿を見て、すごいものだと私は感心しましたが、周りからちょっと冷たい感じで見られていたイキリくんだったのです。

そんな感じでイキリくんの一人舞台となっている状況の中、ある国の方から質問が飛んできます。「What is カプセルホテル?」おー、いい質問。ただ、私はこの頃は18歳以下の少年だったので、カプセルホテルに泊まったことがない。うん?というか、カプセルホテルは未だに未経験だぞ。

説明に悩んでいると、リーダーであるイキリくんが既に返答をはじめてるではないですか!?

「It's like, you know....」

「You know?」

「It's like カプセル」・・・。

私はロー・スクールで知るのですが、人に何かを説明する際或いは説得する際に、一番NGなのはCircular Reasoning(循環論法、堂々巡り)らしいです。

「It's like カプセル」は、他の国の方達から笑われてしまうのですが、それでもイキリくんは答えただけ偉い。というのも、私含めて前に出ている日本人はその後訂正の説明ができない。挙げ句の果てに、他の国の方が代わりに説明してくれちゃった。

この話は、私は日常的に思い出すのです。特に、英語で人に説明する時、または交渉をしている時に「It's like カプセル」みたいな事は言わないよう注意します。「You Know?」や「It's like」を聞くと、反動で「カプセル」と言ってしまいそうになる。

そんなエピソードです。