久ブロ

自分の興味や、思い出したことを書いています。

頑張れ、お馬さん 

前回の続き、ダービースタリオンの話です。

はい、25年くらい牧場経営をしましたので感想戦となります。

ちなみにダビスタでは、自分で馬の調教やレース登録の選択をした方が勝率が上がると考えられていますが、私の場合すべてゲームで用意されている調教師に「お任せ」しています。

時間がないので面倒というのが一番の理由です(笑。ただ、もう一つ理由があって、それは、このゲームは牧場施設の拡張が必須となります。たとえば、芝の練習場などの施設を設置しないと十分に馬のスピードを上げることができないようなのです。しかし、この施設拡張には、❶無茶苦茶お金が必要なのと、❷自分(牧場経営者)のレベルアップによって設置可能な施設が開放される条件となっています。そしてこのレベルアップには、G1レースに勝利する等かなりシビアな条件となっていて、なかなか牧場としてフル装備するのには時間がかかる仕様となっています。

というわけで、今は最強馬づくりよりも牧場の安定経営を目指してプレーしています。ダビスタやったことがある人は分かると思いますが、このゲームはかなり難しいです。強い馬を目指すには相当な投資が必要です。ですが、投資のタイミングを間違うと破産(ゲームオーバー)となってしまいます。

Switch版ダビスタですが、個人的には今までの作品の中でも面白い方だと思っています。世間では、「クソゲー」と言われていたりするようですが・・。悪い評価を受ける理由も分かります。まず、ゲームのロード時間が長い。今回私が全てを調教師にお任せしている理由にもなっている程、ロードするのに時間がかかります。

それと、勝ちにくい。何しろ1着になるのが難しいゲームです。G1勝利などとてもとても。G3勝つだけで嬉しいくらいです。さっき言ったように施設拡張ができないと、なかなか強い馬が誕生しません。

でも、それだけではないのです。このゲーム、負ける理由が満載なのです。まず馬群に挟まれたらかなりアウトです。そこで、レースでは基本「逃げ」を選択することになるのですが、スタートの出遅れが多い。出遅れたら逃れませんよね。そして、この出遅れの解消には、施設「ゲート」の設置が必要となります。で、うまくスタートしたなと思っても、スタミナがないのでなかなか勝てない。効率的な逃げに必要なスタミナ作りには、施設「ダート走路」の設置が必要、とお金かけないと勝てないようにうまくできているわけです。それ以外にも、蹄鉄工房がないと落鉄が多く、これも負ける理由になります。あと怪我のための温泉や診療所も必要だし。・・と、まあ、施設がないとなかなか勝てないようになっています。

ここまでのレビューでは、あまり楽しくなさそうなゲームなのですが、ひとつの面白さとして「コツコツできる」があります。強い馬がバンバン出るようだと多分飽きます。ただ、強い馬が出たり、たまたま大きなレースで勝てると最高に嬉しくなります。そういった楽しみが、このゲームにはあります。

また、このゲーム、結構リアルなところがあるのです。なかなかレースでは1着にはなれませんが、調教師お任せでも2勝クラスからオープンまでの馬が育ちます。過去のダビスタでは、高い種付けや、市場で馬を買っても1勝もできず無駄遣いとなるパターンがありました。今回の作品では、あまりそれが起きません。25年やって、1勝もできない馬というのは2頭くらいでした。それも実力不足というより怪我が理由です。さっきも言いましたが、温泉や診療所がないと怪我の回復に時間がかかります。この2頭も、回復できず残念ながら引退となりました。実は、「このなかなか勝てない」けど「生涯3勝から4勝くらいは目指せる」というのが面白いとこ(リアリティ)なのです!

リアルで調教師をやっていた私の親父も言ってました。下手に馬が勝ってしまうと、上のクラスに行ってしまう。そうなると、メンツが格上となり全く勝負にならなくなる。それなら、勝たせないよう調整し下のクラスで稼げるようにすることも重要だ・・と。勝負の世界では結構弱気な発言にはなるのですが、これってリアリティなのですよー。これを、ダビスタで考えてみましょう。とんとん拍子でオープンになってしまうと、そこまで3〜4勝しているわけですが、その馬の総賞金は(レースにもよりますが)5000万円以下になります。その後、オープンで着内(ダビスタでは5着まで賞金出る)に入れない場合、総賞金7000万円を目指すのも難しくなります。おまけに勝てないので引退させなきゃいけなくなります。対して、2勝や3勝クラスで苦戦してそれでも多くのレースで着内となっている場合、総賞金が軽く7000万円を超えてきます。3着以内ばかりの馬だと、オープンじゃないのに1億円近く稼ぎますです。とんとん拍子でオープンになるよりも、このように下のレベルで戦う方が息の長い馬が育てられるのも大切なポイントなのです。この辺、私の親父と馬主さんが真剣に悩み、作戦会議していた事を思い出します〜。と、話が長くなりましたが、調教師にお任せにすると、この稼ぐ調整を勝手にやってくれるところがあるのです。

このゲーム、強い馬・勝てる馬を育てるのはかなり難しいですが、牧場の安定経営はやれます。そこから、施設に投資し強い馬を目指すのです。頑張れ、ひろひさファームのお馬さんたち。今日はここまで。

戦績:27年

総生産頭数:57頭

出走:1,227回

優勝:214回

勝率:17.44%