久ブロ

自分の興味や、思い出したことを書いています。

メンタルの強さ

私がスポーツ界でもっともメンタルの強い選手だと思っているのが、NFL(アメフト)のQBであるトム・ブレイディです。ブレイディは、NFL史上最高のQBであるとも言われています。

ニューヨーク・ジェッツのファンである私としては、同じカンファレンスのライバルであったニューイングランド・ペイトリオッツ所属のブレイディは好きではなかった。でも、ゲームが接戦になればなるほど、「彼なら大丈夫」「何かやってくれる」と感じさせる、あの信頼感と安定感は、さすがにすごいと感じる。

ブレイディは若い頃は、それ程期待された選手ではなかったのです。NFLのドラフトに参加できるだけで人並み以上のアスリートですが、それでもQBの資質としては評価が低く、結果ドラフト6巡目(全体199番目)で選ばれます。ブレイディに身体能力や腕の強さなどは感じませんが、他のQBと比べ、フットボールIQの高さとメンタルの強さがうかがえます。目つき、落ち着き度、動きの一つ一つにPresence(存在感)があります。それが、他のQBにはない彼の信頼感と安定感なのです。

そのブレイディの「凄さ」に気がついたのが、名将(監督)ビル・ベリチック。ブレイディが活躍する前、ペイトリオッツにはドリュー・ブレッドソーというそれこそイケメンで剛腕QBが居ました。怪我もありましたが、スター選手であったブレッドソーではなく、ブレイディを先発に抜擢したベリチックの目利きもこれまたすごい。

その後、ブレイディと名将ベリチックのコンビは、スーパーボウル6回優勝という偉業を成し遂げます。そして、ペイトリオッツ帝国と呼ばれる最強チーム伝説を一緒に作ったわけです。

しかし、この二人の帝国も2020年に終了してしまいます。名将ベラチェックは、ある意味現実主義な監督でして、ブレイディ(43歳)の時代は終わったと感じたのでしょうね。チームを若返らせるよう方向転換します。

対してブレイディは、まだまだ現役・やる気満々。そこで、20年所属していたペイトリオッツを去り、タンパベイ・バッカニアーズにFA移籍します。さ〜さ〜、面白い。ペイトリオッツ帝国は、名将ベラチェックがあってこそか、それともブレイディの存在が要因だったのか!?2020年のNFLの話題は、2人が離れた後のそれぞれの活躍にも注目が集まります。

結果は、ブレイディのバッカニアーズは6勝2敗。パワーランキングも4位と大活躍。ペイトリオッツは2勝5敗。パワーランキングは18位とプレイオフは厳しい状況に。。ま、監督と選手を比較する事自体無理な話なのですが、一つ言えるのはブレイディが居たらペイトリオッツのこの成績はないと思うこと。そう感じさせる活躍を、ブレイディはバッカニアーズでしています。43歳ですよ!!

そのブレイディのメンタルの強さについては、こちらを読んでください。

彼のブランド「TB 12」から。

tb12sports.com

メンタルな強さは、先天的と言うより習慣から成るものだと言う。