久ブロ

自分の興味や、思い出したことを書いています。

キンケシの楽しみ方

さて、今日もキン肉マンについて書こうっと。

キン肉マンのファンは知っていると思いますが、キン肉マンを語る上で忘れてはいけないのが「キンケシ」である。菌消しではないですよ。これはキン肉マン・消しゴムの略称なのですが、消しゴムというよりは小さくゴム製のフィギュアとなっています。

gashapon.jp

小学生時代、ガシャポンでこれをやるのが何よりも嬉しかった。皿洗い(夜)や掃除(週末)の手伝いをして、そうすると母親からお小遣いを貰えるのですが、1週間頑張ると300円くらい貯金できるのです。今から考えると、4人分の皿洗いをして数十円というのは何とも酷い労働条件なのですが、キンケシ欲しさのために一生懸命やりました。

余談ですが、皿洗いって母親が満足いくレベルでやらないと逆に怒られるのが難しい。洗剤が残っていたり、油でヌルヌルしていたり、皿の後ろとかが汚いとダメだしとなる。その点、母親の皿洗いの合格基準はかなり高くて、お小遣いを貰えるようになるまではかなり叱られた。

いい加減な仕事をするなら手伝うな!と、まあ小学生に厳しいことを言うな〜と思いながらも、キンケシのためなので我慢我慢。そう、仕事の厳しさを教えてくれたのは、私の場合は母でしたね。お陰様で、自慢じゃないが皿洗いはかなりうまい。だが、ほとんどその優れたスキルを見せることはないw。「だったらやってよ」と言う声が聞こえるが、笑いながらスルーさせてもらいます。

キンケシに戻りますが、お手伝いで稼いだ数百円を握り締め週末に近くのスーパーまで自転車でいく。たとえ100円しかないとしても、ガシャポン(1回100円)をやりに行くのです。欲しいのが出れば一人ではしゃいでいたし、でなかれば悔しいのですが、そう簡単に手に入らないからこそ楽しむ賞味期限が長くなる。それに欲しいのがあるので、嫌でも皿洗いを続ける。

また、かぶった(持っている)としてもキンケシの場合は使い道があるのですよ。たとえば、テリーマンというキャラクターがいるのですが、作中にテリーマンは腕を失う。同じキンケシが複数あると、ちょっと残酷なのですが、それを再現しリアリティを追求するために手を切ったり傷をあえてつけたりしていた。また、色を塗ったりとかもできるわけです。

すいません、また余談。新宿のビックロに視力検査をしにいった時、その隣が多数のガシャポンコーナーとなっていた。その頃は妖怪ウォッチ・ブームだったのですが、コイン?を目当てにすごい人数の人がガシャポンを回していた。それもやっているのは、ほとんどが大人・・・・。「1人2回まででお願いします」と言われているのに、子供の前で大人が何十回も回す。対して、子供はルールを守っている。転売目的なのかもしれませんね〜。

ガシャポンはたくさん回すと欲しいものが当たる確率は当然上がるのですが、私には痛い思い出があるのです。ある日、母親から買い物を頼まれた。祖母に花をプレゼントするらしい。そこで、お花屋さんと相談してお花を買って届けて欲しいと言うのだ。で、お釣りは私にあげると言うのです。このお花屋さん、キン肉マンガシャポンのあるスーパーの向かいなので、喜んで出かけました。

母親のイメージでは、私に数百円残るという計算だったのでしょうね。ただね、小学生ってずるいんだよね。お花屋さんには言われたようにちゃんと相談をしました!!「一番安いのください」と。そうすると、お花と言うより草?みたいな感じのものを買って、お釣りは全てガシャポンに。多分1000円以上はやったかもしれないですね〜。その時はあまり悪い感覚はなかったのですが、当然バレまして、母親からすべてのキンケシを取り上げられてしまいます。数週間後には返してもらえたのですが、未だに覚えているほどショッキングな出来事でした。

最終的に私のキンケシコレクションは、かなりの数になりました。梅干しの大きなプラチックの箱あるじゃないですか?あれ、1個半分くらいあったと思います。知らない間に、母親に捨てられていたのですが、小学生の時代は一人遊びはこれのみだったような気がする。

え、どうやって遊んでいたかって??そうなんですよ。今思うと、ある意味「お飯事」なんですよねw。勝手にストーリー決めて、「えいや、えいや」と・・・。キン肉マンが最後に勝つまでこっそりドア閉めて遊んでいた。完璧に妄想ボーイです。今のゲームや携帯世代の子供には分からない世界だろうな。

キン肉マンという超人

最近の若い人・子供は、キン肉マンを知っているのでしょうか?

世代によって、好きな漫画や憧れるヒーローは異なると思いますが、小学生時代に私がもっともハマったのは「キン肉マン」です。

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キン肉マンははじめギャグ漫画で、次第に友情と正義の物語に変化していきます。敵だった相手がキン肉マンとの友情に目覚めて味方になったり・・・など結構熱い物語を展開するのです。

超人と呼ばれる、ま、人間より強い人たちがプロレス?異種格闘技?という形でリング上で戦う。クセのある超人、格好いい超人、カレクックとか頭にカレーを載せてるちょっと意味の分からない超人とかね、色々なキャラクターが登場するのもこの漫画の魅力。

キン肉マンの中で私がもっとも好きなキャラクターは、キン肉マンソルジャーとラーメンマン。理由は、自分にはない要素があるキャラだからw。人は自分とは異なる姿に憧れるものなのです。

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なんとまー、あまりの好きすぎで40歳超えたおじさまがTシャツを買ってしまった!!真ん中のキャラクターがソルジャー(リーダー格)で、彼のチームがザ・ニンジャ、アシュラマン、バッファローマン、ブロッケンJrとこれまた渋いキャラの集まり。

ちなみに、キン肉マンショップというのがあって、意外にしっかり作り込んだデザインとなっているアイテムが売っている。

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私は古着が好きで日本に帰ると高円寺に遊びに行くのですが、その高円寺にキン肉マンショップがあります。

たとえば、ソルジャーチームのSEIKOの時計(40周年記念モデル)は、限定品で6万円以上します。

ファンじゃない人から言わせれば「なしでしょ?」になるわけですが、結構かっこいいのですよ。これが。。

www.kin29.com

さすが、SEIKOだ。

 

久々の贅沢

今日は久しぶりにニューヨークでお寿司を食べました。それも、午後4時からという贅沢?な食べ方。私は1日1食なので、レストランが開いた瞬間にレッツゴーということで、正直その時間まで腹ぺこで待っていたのだ。

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ブルックリンにあるKATSUEIさんに行きました。こんな中途半端な時間ですが、他にもお客さんが居たのです。

ここでは、いつも「OMAKASE」という板前さんのチョイス9貫+巻物1(ネギトロ)を頼みます。今日もOMAKASEなのですが、何しろ1日1食の私には足りないので追加のアラカルト・オーダーをかまします。

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最初はこんな感じ。創作寿司というのかな??既に味があるので、醤油は使わないで食べる。

シャリは少なめなので、私には丁度いいです。

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お寿司の中で一番私が好きなのは、コハダとウニ。残念ながら、コハダはなかったがウニがアメリカ産と日本産があるということで、2つオーダーしました。

さて、1枚目の写真(上のお皿の左から2番目)のウニ、2枚目の写真(一番右)のウニ、どちらが日本産でどちらがアメリカ産でしょうか?

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ネギトロ巻前の最後の2貫は、真鯛とノドグロ。今日のNO1は、ノドグロでした!とても美味しかった。

それにしても、いや〜食べた食べた。ご飯ばかり食べたので、炊飯器になった気分だ。

焼き試験

どうもです。かなりマイペースではありますが、自分のYuTubeチャンネル(久ラジ)もコツコツとやっていたりします。

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動画ネタが週末聴きたくなるような内容ではないのですが、思っていたよりも視聴していただいているので(・・といっても少ないのですが)とても感謝です。

最新の動画では、映画「12 Angry Men (12人の怒れる男)」のレビューをしていたりします。このシリーズは。私がやってて楽しくなりそうなので続けたいのですが、映画をじっくり見る時間を作るのは大変。

www.youtube.com

 

さてさて、宣伝はこの辺までとして、自分が最近見ているYouTubeチャンネルのお話です。それが、寺門ジモンのウザちゃんねる。

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ダチョウ倶楽部はそれ程見ていなかったのですが、昔から寺門ジモンは嫌いじゃない。どことなく親父に顔が似ているところがあるからかもしれないな〜。

このチャンネルの何が楽しいかと言いますと、焼肉動画ですw。寺門ジモンが、肉の焼き方・食べ方などをただ解説するだけなのですが、なぜかじっくり何度も見てしまう。

焼肉は好きですが、肉自体を最近あまり食べられなくなっているので、焼肉には年に2、3回行くかどうかという感じ。そして、肉を食べるなら焼肉に行きたいと思うものの、身体が受け付けなくなってきているのが悲しい。食べたいランクで言うと焼肉>すき焼き>しゃぶしゃぶの順番なのですが、食べれるランクはしゃぶしゃぶ>焼肉>すき焼きとなってしまう。

そんな肉に対する愛情が薄い私が何をじっくり見ているのかと言いますと、スバリ「焼き方」です。焼肉は、しゃぶしゃぶやすき焼きと違って、色々な部位がある。その部位によって、焼き方が違う(らしい)ところが楽しい。そうです、焼肉が食べたいと言うより肉を焼きたいのですw。

寺門ジモンは「焼き試験」というのをやっていて、動画の中で焼き方に点数をつけます。この試験をやってみたい!!

www.youtube.com

色々な部位を、焼く前に”鉄板確認”しながら焼く。「肉の声」を聞いてみたい等と思っているのですが、焼き担当の私に対して食べる担当がいないと困る。そんなことを考えながら、見ているチャンネルでした。

 

トマトデイ

またソーホーの”お気に入り”イタリアレストランに行ってきたのです。

以前よりも人通りが増えていますが、残念ながら閉店となっているお店もありました。前回このレストランに寄った時には開いていた「Barbour」がなくなっていたりとか。

www.barbour.com

関係ないけど、Barbourのワックスジャケットって日本でVintageものだと、新品より高いのですね〜。あれってどうやって値段決めるのだろうか。飾られている古着を見て、自分のジャケットの方が古いぞと思っていたりしたけど、私のはただ汚れているだけなのかもしれない。それにしても、日本のBarbour人気はすごいのですね。

レストランも混んでいた。。活気が戻ってきたのはとても良いことである。

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前菜。美味しそうでしょ?これより美味しいのが、写真の上にある小さいトマトのソース。辛いのかな?と思ったら、単にトマトペースト。これをパンにつけて食す。これがうまい。

 

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パスタもトマトソースですw。何とも、これまた見かけは普通なのですが、とても美味しい。麺がやっぱり変わっている。前回の焼きそばに見えるイカ墨パスタもそうでした。何かね、麺がトッポギみたいです。・・・て実は、私トッポギ食べたことないんだよね。

再始動です

はい、柔術再開しました。

3ヶ月ぶりだったので、ボロボロです。というか体力がない。

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ただこの3ヶ月の間YouTube見て研究はしていたので、色々試したい事はあります。

今まではハーフガードを中心として、必殺技?は「ディープハーフ」でした。実は、この技は日本の柔術界においてトップ選手である岩崎先生から(Carpe Diem三田にてプライベートレッスン)教えていただきました。ディープハーフといえば岩崎先生。いくつかのシチュエーションに分けて教えて頂き、特に大きい相手に使えるテクニックを学びました。

<岩崎先生のYouTubeチャンネル>

www.youtube.com

岩崎先生に教えていただいたテクニックは、上ベルトの相手にも決まります。うちの道場でもたま〜にディープハーフを先生達が教えたりしますが、岩崎先生のテクニックとは異なるものが多いのです。内心「岩崎先生のテクニックとはちょっと違うんだよな〜」なんて偉そうに見てたりしますw。

ただ、ディープハーフを多用していた為か、よくスパーする相手には最近対策をされている気がする。うん、調子が良くないのです。あと、右膝を怪我してから何となくハーフガードで踏ん張れない。ボコボコに潰されるのです。

という事で、新しい作戦をやる事に。ハーフガードとディープハーフは、ちょっとおやすみです。最近取り組んでいるのは、片襟片袖ガードからデラヒーバにして、そこから以前紹介したLucas Lepriの座りガードからのスイープを狙うか、それともベリンボロを狙うという作戦を練習しています。

おまけに使えるかも分からないのですが、マトリックス(Kガードとか言われてるのかな)や、クラブライドの練習もしています。

マトリックスはこれです。

www.youtube.com

クラブライドはこっち。

www.youtube.com

何でもイメージから入るのが大切なのですよ、という事で最近見まくっている選手はTommy Langakerです。

www.bjjheroes.com

↓の試合が何しろ素晴らしい流れなのです。片襟片袖ガードから、クラブライドしてバックテイク。で、ボー&アローでフィニッシュです

www.youtube.com

ビデオで研究しコンセプトは理解しても、現実はイメージ通りにいかないのがこれまた楽しい。で、また研究を繰り返すというが柔術の醍醐味なのかもしれません。こんな45過ぎの人間で弱いくせに研究しちゃうのです。何目指してんのか分かりませんがw。絶対柔術は、オタクのスポーツだと思っています。

信長を殺した男の

第8巻読みました!!

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前回から結構時間が経過していたので、もう一度1〜7巻も読み返したのです。

この作品は、色んな意味で面白かった。明智光秀という人物を見る目が変わったのは確か。何が真実かは分かりませんが、歴史は視点が変わると別のストーリーがあるのですね〜。今まで自分が思っていた「当たり前」を「そうじゃないのかもしれない」に変えてくれた事に感謝したいです。

この作品によって私の見る目を変えたのは、もちろん光秀の人物像。思っていたよりも明るく男気のある人間として描かれています。今までは、ネクラで神経質なイメージが強かった。

光秀と同じくらい私にとって意外だったのは、徳川家康の人物像でした。キャラというより、家康と信長の関係と言った方が正確かもしれない。そして、家康と光秀の関係と、本能寺の変の結末が家康に与えたインパクトについては違う世界を見ました。

その点、信長や秀吉のキャラについては、自分の中ではそこまで変化はありませんでした。

あと、光秀の坂本城と、信長の安土城が同じ夜に燃やされた・・・という事は知りませんでした。

これ以上のネタバレはしないようにしないと。

是非、読んでもらいたい作品です。

そろそろ・・・

柔術を再開しようと思います。

なんかうちの道場からは、来月に40人くらいで別州で開催される大会に参加するらしい。

自分は青帯になってから大会では一度も勝っていないからな〜。是非、どこかのタイミングで大会に参加しようと思う。

それにしても、約3ヶ月柔術をお休みしていたことになるのか。柔術から完全にマインドが飛んでしまって、ビデオ研究もしていなかった。おー、これはまずい事だと思っているのです。

今日から少しずつやりましょう。

まずは、怪我しないように1週間くらい自主トレします。ビデオ研究含めてね。

再開は4月。

気合入れようっと。

そういえば、最近どうなんだお馬さん

最近やりきれていませんが、まだまだダビスタはやっています。という事で、簡単な途中経過。

基本的な作戦としては、牝馬を何とか繋げて(代重ね)グレードを上げていき、資金をためて牧場施設の拡張を目指す、です。資金に余裕があれば、5月の市場で2歳の競走馬(牝馬)を買って、できるだけ勝たせてその馬で代重ねを狙う感じ。とてもじゃないけど、2月のマーケットで優秀な牝馬を買う事ができる程資金はないのです。

だが、この作戦が意外にもうまくいっているのである。詳細は次回以降に説明しますが、何とこれでG1を5勝したのです。5勝って少なくないか?という方も多いと思いますが、いやいや待ってください、と言いたい。このゲーム本気で難しいのです。おまけにすべて「お任せ調教」ですよ。

もっとも大変なことは、あまりに勝てなくてちょっと飽きてくる事。似たようなレベルの馬ばかりなので、「お、この馬いいかも!」という期待感がないのです。特に3歳のクラシックは絶望的。G1勝った馬もそうですが、うちで強い馬は4歳からオープンになる感じで3歳の時は1、2勝レベル。3歳クラシックに参戦できないというのが、ゲームにおけるハラハラ感をなくさせる。G1勝った時も、「え、嘘でしょ。勝ってしまった」である。5勝すべてがそんな感じだった。

レースに勝つのも難しいですが、このゲームは何よりも配合理論が難しい。作戦としては、「凝った配合」「面白い配合」とかを狙って種付けしています。でもなかなかうまくいかない。配合の選択をしている際に、あまりに興奮度が低いからか眠くなってしまい何度か顔面にスイッチが落ちてきて痛い思いをしている。それくらい、この作業大変w。

仔馬の時に、その子の素質に関するコメントがあるのですが、もっとも重要なのはスピードコメントらしい。残念ながら、今までスピードコメントを言われた馬は一頭もいない。それでもG1勝てたので、このコメントがついた時どんだけ強くなるのか期待はしてしまう。スピードコメント言われた時は、その子は自分で育てようと思います。

時間が経過し過ぎた

はい、前回の続きなのですが、相当テンパっていたようで書く時間がありませんでした。

ようやく2週間にわたるWebinar合計5本が終了して、ほっとしています。

 

2)カプセルホテル

今でも日本にはカプセルホテルってあるのでしょうか?あったとしても、かなり時代には反しているのでしょうね・・。

これは、私がアメリカに留学しはじめの頃の話です。ESLという、まぁ、英語学校みたいなものに通ってました。生徒は色々な国から集まっていて、日本人も15人以上通っていました。

ある日、なんの企画か覚えていませんが、全校生徒の前に日本人数名が呼ばれます。そして、他の国の生徒が日本について質問をしてくるという、「ここが変だよ、日本人」みたいな感じのことをやるわけです。

私も前に呼ばれました。それと、私たち日本人グループには1名リーダー的存在の方がいて、30歳前半の男性だったと記憶しています。当然その方も前に呼ばれて、彼が色々仕切ってくれます。誰も頼んではいないのですが、きっちり仕切ってくれます。当時私は最年少だったので、ただつき従うのみでした。

うちのリーダー(通称:イキリくん)ですが、非常にモテたがりで、ESLに何しにきてるか分からないところがありました。目立ちたいのは分かるのですが、海外の方から寄せられる質問を全て彼が捌こうとします。イキリくんは、実はESLのクラスでは一番下にいました。それなのに積極的に英語で答える姿を見て、すごいものだと私は感心しましたが、周りからちょっと冷たい感じで見られていたイキリくんだったのです。

そんな感じでイキリくんの一人舞台となっている状況の中、ある国の方から質問が飛んできます。「What is カプセルホテル?」おー、いい質問。ただ、私はこの頃は18歳以下の少年だったので、カプセルホテルに泊まったことがない。うん?というか、カプセルホテルは未だに未経験だぞ。

説明に悩んでいると、リーダーであるイキリくんが既に返答をはじめてるではないですか!?

「It's like, you know....」

「You know?」

「It's like カプセル」・・・。

私はロー・スクールで知るのですが、人に何かを説明する際或いは説得する際に、一番NGなのはCircular Reasoning(循環論法、堂々巡り)らしいです。

「It's like カプセル」は、他の国の方達から笑われてしまうのですが、それでもイキリくんは答えただけ偉い。というのも、私含めて前に出ている日本人はその後訂正の説明ができない。挙げ句の果てに、他の国の方が代わりに説明してくれちゃった。

この話は、私は日常的に思い出すのです。特に、英語で人に説明する時、または交渉をしている時に「It's like カプセル」みたいな事は言わないよう注意します。「You Know?」や「It's like」を聞くと、反動で「カプセル」と言ってしまいそうになる。

そんなエピソードです。